歯の表面についた汚れなどによる変色は、本来正しいブラッシング法で歯みがきをしていれば充分防げるはず。それでも、変色してしまったら、歯科医や歯科衛生士にクリーニングで本来の歯の色に戻ります。エナメル質や象牙質が変色してしまっていたり、本来の歯の色より白くしたいという場合でも、希望通りの白さの歯を手に入れる方法もあります。
 タバコやコーヒー、お茶などにより変色した歯
タバコを吸う人の歯が汚れているのはご存じと思いますが、紅茶やコーヒーでも変色します。ほかにはコーラやお茶、赤ワインでも着色はおこり、喫煙や摂取していた期間、頻度により着色もひどくなります。これらタバコのヤニやコーヒーの色素(ステイン)、茶シブなどの汚れは、歯みがきだけで完全に取りきることはできません。
【方法】
クリーニング:歯科医や衛生士によるクリーニングで歯石や汚れもすっきり除去。黄ばみが気になる歯も、もとの白さを取り戻します。
 歳とともに変色してきた
誰もが避けて通れません。年をとるにつれてエナメル質が黄ばんだり、象牙質の厚みが増して黄色がかった茶色が強くなってくるため、歯の色が濃くなってきます。
【方法】
ホワイトニング:薬品による漂白で、本来のあなたの歯の色よりも白く美しい歯を手に入れることができます。
 抗生物質の使用が原因で変色した
テトラサイクリンという抗生物質を、胎生期(母親が妊娠中)から8才くらいに投与された場合、副作用として歯に変色が表れます。ひどい場合、色は濃い黒色や暗紫色で、ある程度成長してから表れるのが特徴です。このような先天性の着色は、歯の内側の象牙質までもが変色しており、エナメル質しか漂白できないホワイトニングでは、充分に白くすることはできません。(ただし、軽度の変色の場合はホワイトニングで対応できる場合もあります。)
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