限局矯正は、何らかの原因で病的に移動してしまった歯を本来の位置にもどしたり、口の中の環境をよりよい条件に整える為に有効な方法です。全鍔の矯正治療とは異なり、他の歯科治療(歯周病の治療や補綴治療)と組み合わせて行われる事がおおいため、治療期間は1〜2か月と短く、歯の移動範囲は限られています。
歯が抜けたまま放置すると後ろの歯は前へ前へと倒れていきます。それにともない上下の歯の咬みあわせもズレてしまいます。その後、抜けた部分をブリッジやインプラントにしようと思ってもスペースが足りません。そこで「アップライト」という方法で倒れてしまった歯をもとの位置まで起こします。およそ1〜2ヶ月です。
虫歯が歯を支える歯槽骨の近くまで深くなってしまうとそのまま保存することはできません。このままでは歯周組織を健康な状態で保つことができず常に炎症を起こしてしまうからです。矯正的挺出(エクストルージョン)は健全な歯を歯ぐきの上まで引き出すことで、もう1度歯を活かす方法です。矯正的挺出は3〜4週です。
全顎的に矯正治療が必要な場合は、矯正専門医へ紹介いたします。限局矯正ですむのか、本格的にやらなければいけないのか、または期間はどのくらいかかりそうかなどの診断は致します。治療期間は、一般的2年から3年くらいです。子どもや若年期の方が、比較的早く終了します。歯周組織が健康であればいくつになっても矯正治療は可能です。