歯周病治療・だ液検査|赤坂見附駅から徒歩1分の歯医者「山王グランドビル歯科」

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歯周病治療・だ液検査

歯周病の原因と進行症状

歯周病は歯垢が石灰化した歯石の中にいる細菌が原因。歯垢1mgには、1億以上の細菌が含まれ、その中の悪性の菌が歯ぐきに炎症をもたらします。さらに炎症が進むと歯を支えている顎の骨も溶かしてしまうのです。歯周病で歯がグラグラするのはこのためで、日本の成人が歯を失う原因の第一位とされています。

歯周病の原因

直接の原因は細菌ですが、悪化させる要因として以下の5つの要素が挙げられます。

01 ブラッシングが不十分

歯垢が口の中に残っていると、歯肉の炎症を引き起こす原因になります。

02 歯ぎしり

歯が擦り合って歯の根を揺り動かすと、歯周病の悪化の原因になります。また、歯を食いしばるクセがある人も要注意です。歯肉などの歯周組織に与えるダメージは想像以上です。

03 疲れやストレス

睡眠不足やストレスは免疫力の低下により歯肉に悪影響を及ぼします。すでに炎症がある場合は、悪化する可能性が高くなります。

04 全身疾患

糖尿病は体の抵抗力を弱めるため、歯周病の回復を遅らせる原因になります。糖尿病に限らず、人工透析をしている場合なども歯周病を進行させる要素になることがあります。

05 タバコ

喫煙は血管を収縮させて、歯肉の血行不良を引き起こします。歯肉の炎症はかるくても、歯周病菌に対する抵抗力が下がり、歯周病の悪化を招きます。

歯周病の進行

症状1 「歯肉炎」歯ぐきが赤く腫れ、ブラッシングすると出血する

歯ぐきが慢性の炎症を起こし、赤く腫れているのが肉眼で確認できます。ブラッシングや食事などで歯ぐきが刺激されると、出血がみられることもあります。
処置
この段階なら、毎日の正しいブラッシングや歯石の除去で健康な歯ぐきを取り戻すことが可能です。

症状2 「歯周炎(軽度)」歯と歯の間(歯周ポケット)が深くなり、顎の骨が溶け始める

歯肉の炎症が進み、歯周ポケットが広がります。歯肉の色が赤紫色にくすんだり、急に歯ぐきが腫れて痛みます。
処置
スケーリング・ルートプレーニングなどの治療を行います。

症状3 「歯周炎(中・重度)」歯の根が露出し、歯がグラグラする

歯がグラグラするようになったら末期症状です。歯肉がぶよぶよと腫れ上がり、口臭もひどくなります。さらに放置すると、やがて歯根が露出し膿が出ます。
処置
歯根の表面に付着している歯石を除去し、歯を固定して炎症を抑える処置をすれば歯を抜かずに済む場合もあります。
※ひどく進行している場合は、抜歯します

だ液検査

ご存じですか?人によって違う虫歯リスク

虫歯になりやすい人・なりにくい人がいるってご存じですか? 一生懸命歯をみがいているのに虫歯になってしまう人がいる一方で、あまり丁寧にみがけていないのに全然虫歯にならない人がいます。この違いは、ずばり虫歯リスクの差。だ液の量や抵抗力、虫歯菌の数などの違いから、虫歯になりやすい人となりにくい人とに分かれるのです。

顔や身長、体格などが人それぞれ違うように、お口のなかの環境も人それぞれ違い、適切な治療計画・予防計画を立てるためにはその人の口内環境をしっかり把握する必要があります。そこでご検討いただきたいのが、だ液検査です。これはだ液の分泌量や抵抗力、また口のなかに潜む虫歯の原因菌の数を調べるというもの。この検査を行うことでその人の虫歯リスクが分かり、それを踏まえた治療計画・予防計画の作成に役立てることができます。

こんな方にはだ液検査はおすすめ

虫歯になりたくない方

一生懸命歯をみがいているのにどうして虫歯になるんだろう?
何度も治療しているのに虫歯になってしまうのはどうして?

あなたが虫歯になる原因はもしかしたらあなただけのせいではないかもしれません。当院で行っているだ液検査では、その人一人ひとりの虫歯リスクなどを知ることができるため、だ液検査の結果から適切な治療と予防を行うことができるようになります。もう虫歯になりたくないと思っている方はぜひ一度あなたにあった治療を知るために、だ液検査をおすすめいたします。

仕事などでストレスを感じている方

だ液の分泌量はストレスを受けると通常より少なくなります。その分、虫歯へのリスクが高まります。また、不規則な食生活などが原因で虫歯になりやすいお口の状態が続きます。まずはだ液検査で自分のお口の状態を把握して、適切な治療や予防を行うことで、健康的な状態を維持していくことが大切です。

お子様をお持ちのご家族の方

虫歯は感染症のひとつで、だ液を通じて原因菌が口から口へと運ばれてくるのが主な原因。特に注意したいのは、乳幼児のころ。1歳半~2歳半にかけてのころが一番感染しやすいのです。この時期を過ぎればどんどん虫歯菌には感染しにくくなるので、この時期にいるお子さまを虫歯菌から守ってあげることは、今後のお口の健康を守ることにつながります。

当院では、小さなお子さまをお持ちのご家族にはぜひだ液検査を受けていただきたいと思っています。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん。ご家族揃って検査を受けていただき感染に対する意識を高めていただくことで、お子さまから虫歯を遠ざけることができます。

虫歯から歯を守るだ液の役割

意外と知られていないのが、だ液の持つバリア機能。だ液には歯質を強めてくれると同時に、口のなかを虫歯になりにくい中性(※)へと導く機能があるのです。ですから、だ液の量や抵抗力が虫歯リスクと大きくかかわってきます。
※虫歯は酸性のときにできやすく、糖を含んだ食事をすると酸性に傾きます。これを中性へと戻す機能を持つのがだ液です。

だ液検査の流れ

検査01分泌量の調査

味の付いていないガムを噛んでいただき、出てきただ液を容器に集め、5分間で出ただ液の総量を計ります。

検査02抵抗力の調査

検査1で集めただ液を検査用紙にたらします。5分後、検査用紙が何色に変わったかを調べます。

検査03虫歯菌数の調査

検査1で集めただ液を専用の培地にたらし、37℃で2日間培養します。2日後、菌の数をチェックします。

患者様にお渡ししている診断結果です。

これらを元に、一人ひとりにあったオーダーメイド治療が可能になります。
当院では、だ液検査の結果から患者様一人ひとりに合わせてどのような治療方針で治療を行っていくか計画を立て、オーダーメイドの治療を行っております。
それによって、虫歯になりにくく健康なお口の状態を保つ非常に効果的な治療が行えます。
自宅のセルフケアと合わせることにより、さらに虫歯の予防に役立てることができます。

料金紹介

だ液検査
だ液分泌量、抵抗力、虫歯菌の数を調べます
5,500円(税込)